<おわりに>
本編では、ところどころに「Q & A」や「骨パズルの作品化」以外の話も加えました。もう少し必要かなとも思いましたが、その程度が適切かも。
ともかく「マダイ骨パズル」の意味意義は、身近な自然を改めて見直し、どこでも誰でも、無理なく自由にチャレンジできること/すること、だろうと思っています(学習教材の必須要件ですよね!)。
また、人に不可欠な「食育・知育」を考えることも「骨パズル」に付帯するオマケ路線かもと思っています。
なお、食育/知育 は幼児向けに限った話題でなく、一般の大人でも一生を必要する生業のはず。例えば「構造と空間認識とその言語化」の自主トレーニングは人生を通じた知育のはず。大人も子供も基本は同じなはず(今風に言えば母語日本語による読解力の必要性!?その取り組みです)。
その効果的な方法は、自分自身で経験するしかないことは自明です。バーチャルも大切/必要ですが、リアルは他に代え難い一次感覚情報に基づく臨場感に満ちています!(センスオブワンダーの取り組みです)。
それで、暇な時?を見つけて、数日 or 数週間 and/or 数年間以上を予定し「マダイ骨パズル」を試してほしいと思っています。
その向かう先には「森川海連環」、つまり、水生物環境保全があることも私が意図する「骨パズル」です。そのシステムを考えたいと思っています(アイデア募集中)。
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なお、ここで言う「パズル化」とは、構造(要素の配置とその繋がり・要素間の繋がりは役割の起点)という至極当たり前(公理)のことを意識し、自然物などの「見方・考え方・進め方」に合理的な視座視点や規則性を与えること。いわゆる古典的なロジック:多くが認める知っててお得な考え方と思っています。
その経緯から達成感や楽しげな気分になるはずという物/事がパズル化であろうと思っています。従って、その経験値は構造と空間認識とその言語化に関わることなので、結果的には基本的な知性トレーニング(知育)に繋がるはずと考えています。なお、この見解は羽曽部式の「構造論」であることを付記しておきます。
同様にクイズとは日本語的に言えば「謎掛け3段論法:・・と掛けて、・・と解く/問う、その心は・・」の崩しであり、科学の基本「命題・原理・実証」にユーモア/楽しげなチャットを加えた遊び/知育/学びと考えています(正解だけがクイズではないことがその理由ですよね)。
補足:教科書的な3Dイラストを提示して「見れば分かるだろ!」って言うのは戸惑い/間違いです。要素の配置とその繋がりには「順列」があるので、その説明がないと「意味不明!/戸惑い」が生じてしまいますよね。つまり、学習プロトコルの必要性であり、その順列と理由(いわゆる原理)を状況に応じて提示/提案することが教師の本分であろうと思っています。 如何でしょうか?
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余談:数学物理や化学では「数字数式・記号方程式」を用いた表象により対象とする物事の構造を理解/探求しますが、地球生物進化の成果物の成り立ちを自然言語を用いマクロからミクロに渡り「通訳・翻訳・代弁」する生物学は、他の教科では代え難い視座視点の表象形式や経験値が含まれています。つまり、日常の正確/適切な言語化への取り組みです。その効果は学習者が「なるほどね!」って頷いてくれるのでとっても身近です。しかし、母語/イメージ言語を概念言語に変換する(学び)のためには「構造」という当たり前/公理が必要であることは「学習や知識レベルとは無関係な当たり前」であろうと思っています。段落やパラグラフの違いなどではなく「論理的な日本語学習」ってどうするのかな?(言語は知性や文化を決定するのかな?)
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